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ソリリス®の働き

監修︓ 脳神経内科 千葉 川⼝直樹 先⽣

ソリリス®は、全⾝型重症筋無⼒症患者さんの治療に使⽤される、ヒト化モノクローナル抗体という種類のお薬です。
抗体は、⾎液の中で特定の標的に結合することができる物質です。ヒト化抗体とは、抗体を操作し、⼈の体内にある抗体にできる限り近づけた抗体です。
ソリリス®は、攻撃的になった補体の一部に結合して、全⾝型重症筋無⼒症の徴候および症状の原因である免疫系の⼀部の活動を抑えます。

「重症筋無⼒症患者さんの状態」と「ソリリス®による治療」

※イメージであることをご了承ください

※イメージであることをご了承ください

それぞれの役割

アセチルコリン︓
神経の末端から放出される物質。アセチルコリンを筋⾁が受け取ると、電気信号が伝わって筋⾁が動く。
アセチルコリン受容体︓
筋⾁の表⾯で、神経から放出されるアセチルコリンを受け取る。
抗アセチルコリン受容体抗体(⾃⼰抗体)︓
抗アセチルコリン受容体抗体陽性の重症筋無⼒症患者さんの体内でつくられる⾃⼰抗体。これを筋⾁が受け取ると、不具合が起こる。
不活性状態(静かな状態)の補体︓
外敵の侵⼊に備えて待機中の補体。
活性化した(攻撃的になった)補体︓
筋⾁が⾃⼰抗体を受け取ることで攻撃的な状態に変⾝した補体。
ソリリス®
攻撃的になった補体にくっついて、補体の攻撃をとめる。