ソリリス®使⽤時に特に注意が必要な副作⽤
監修︓ 脳神経内科 千葉 川⼝直樹 先⽣
成人小児
⼀部の患者さんではソリリス®に含まれる成分により、アレルギー反応が起こる可能性があります。投与の最中や投与後に、頭痛などの症状があらわれたら、すぐに担当医師や看護師に知らせてください。
また、ソリリス®使⽤中は、髄膜炎菌など特定の種類の細菌に感染しやすくなる可能性があります。髄膜炎菌感染症は、早期に治療を開始しないと生命にかかわる重⼤な転帰になる可能性のある病気で、死亡した患者さんや後遺症が認められた患者さんがいます。以下の症状があらわれた場合には、ただちに担当医師または緊急時受診可能医療機関に連絡してください。
小児
乳幼児においては、上記以外に下記の症状にも注意が必要です。
- ・手足が冷たい
- ・顔色が悪い
- ・眠気、低緊張、無反応、目覚めにくい
- ・異常な泣き方、うめき、怒りっぽい
- ・触れられるのを嫌がる
- ・抑えられないふるえ
- ・授乳・食事を嫌がる
- ・頭部のこわばり/膨らみ(通常軟らかい部分)
- ・呼吸促迫(呼吸が速い)、呼吸困難
患者安全性カード
ソリリス®による治療を受けていることを知らせるカードです。
治療を受けている患者さんやご家族、介護者はこのカードを常に携帯し、記載されている症状がないか確認してください。