ソリリス®の投与⽅法
監修︓ 脳神経内科 千葉 川⼝直樹 先⽣
ソリリス®は点滴静注製剤です。静脈への点滴で、25分〜45分かけて投与します。
使⽤量や使⽤回数は、この薬の[⽤法及び⽤量]に従って担当医師が決めます。
【用法及び用量(添付文書からの抜粋)】
全身型重症筋無力症(免疫グロブリン大量静注療法又は血液浄化療法による症状の管理が困難な場合に限る)
通常、成⼈には、エクリズマブ(遺伝⼦組換え)として、1回900mgから投与を開始する。初回投与後、週1回の間隔で初回投与を含め合計4回点滴静注し、その1週間後(初回投与から4週間後)から1回1200mgを2週に1回の間隔で点滴静注する。
※エクリズマブはソリリス®の一般名です。

- ※ソリリス®使⽤中は、髄膜炎菌など特定の種類の細菌に感染しやすくなる可能性があります。髄膜炎菌感染症は、⽣命にかかわる重⼤な転帰になる可能性のある病気であるため、ソリリス®の治療を開始する前にワクチンを接種する必要があります。髄膜炎菌ワクチンは、ソリリス®投与を開始する2週間前までに接種することが推奨されています。くわしくは「ソリリス®使⽤時に特に注意が必要な副作⽤」をご参照ください。
医師の診察を受けることなく治療を中⽌しないでください。
ソリリス®による治療の中⽌に際しては、担当医師・薬剤師等の医療従事者との⼗分な話し合いが⾮常に重要です。