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NNMOSD患者のうち34.9%が平均2.8回の救急受診を受けた
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活動性の高いNMOSD患者のうち60.5%が平均5.2回の救急受診を受けた
NMOSDの特徴は予測不能な再発です。
抗AQP4抗体陽性患者の9割以上が再発し、再発のたびに症状は段階的に悪化していきます。
また、一度再発すると何度も再発を繰り返し、再発クラスター化する傾向がみられます。
神経変性は、再発と共に段階的に蓄積するため、再発を起こさせないことが重要です。
発症5年後には、抗AQP4抗体陽性患者の41%が、片眼又は両眼の失明に至ると報告されています。
NMOSDでは76.2%の患者に疼痛が認められると言われており、別の研究では、発症5年時点での抗AQP4抗体陽性患者の22%が補助具歩行になるという推測データもあります。
76.2%の患者に疼痛と不快感がみられることが報告されている( 平均罹病期間8.2年のNMOSD患者21例による試験結果)
【研究概要】米国の神経疾患専門病院で治療を受けたNMOSD患者 21例(平均罹患期間8.2年)のQOLスコアを評価し、多発性硬化 症及び健常集団と比較することによりNMOSDが健康関連QOLに 及ぼす影響について検討。
Mealy MA, et al. Int J MS Care. 2019; 21: 129-134.
発症後5年時点で、抗AQP4抗体陽性NMOSD患者の
- 22%が補助具歩行となる
(総合障害度:EDSS6以上)
- 8%が車椅子生活となる
(総合障害度:EDSS8以上)
ことが推測される
Jiao Y, et al. Neurology. 2013; 81: 1197-1204.
34.9%/2.8回
NNMOSD患者のうち34.9%が平均2.8回の救急受診を受けた
活動性の高いNMOSD患者のうち60.5%が平均5.2回の救急受診を受けた
22.4%/7.8回
22.4%が平均7.8日の入院治療を受けた
活動性の高いNMOSD患者のうち53.7%が平均9.6日の入院治療を受けた
【研究概要】米国の医療管理データベースを用いた後ろ向き研究より。
NMOSD患者1,349例(うち134例が12ヵ月に2回以上の再発を伴う活動性の高いNMOSD患者)における評価。
71.4%
71.4%の患者が不安、抑うつを訴えた
(EQ-5D-5L)*
【研究概要】⽶国の神経疾患専⾨病院で治療を受けたNMOSD患者21例(平均罹患期間8.2年)のQOLスコアを評価し、多発性硬化症及び健常集団と⽐較することによりNMOSD が健康関連QOLに及ぼす影響について検討。
40%
40%の患者が排泄障害を訴えた
【研究概要】患者コミュニティである”PatientsLikeMe”のNMOSD患者522例が参加した後ろ向き研究。NMOSD患者の患者背景、症状及び治療についてデータ収集を⾏い、多発性硬化症患者と⽐較した。